創業文久3年(1863年)、良質の仕込み水に恵まれた広島県竹原の地を酒造りに適した土地と見極め、酒造業を興しました。
竹原は、穏やかな瀬戸内の海に面しており、かつては製塩業でも栄えた風光明媚な町。別名『安芸の小京都』とも呼ばれ、木造の古い日本建築が軒を連ねる美しい町並みや歴史ある神社仏閣も昔のままの姿をとどめています。また今も地下水を水道水として使用しているほど清冽な水に恵まれた土地であり、同時に豊富な海の幸を得て豊かな食文化も築かれてきました。その自然の恵みを生かした酒造りを続けて150余年。自分たちにしかできない酒造りを続けたい。小さい規模であっても、日本酒という大樹の幹を支える存在でありたいとの願いを込めて酒造りをしています。